大同寺

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春の八重紅しだれ桜冬の大同寺から粟鹿山を望む 
大同2年(807年)に開創された。
年号から寺名が付けられたものでしょう。
正確には醫王山大同寺といいます。
当初は天台宗ということで、比叡山との関係があったものと思われる。
因みに、当時の薬師如来像は比叡山からから来られたといわれてる。
往時は五重の塔や不動明王も奉られていたようです。
貴族の宿舎があり、皇室との関係もあったとか言われていますが、資料は残っていません。
南北朝時代に山名家一族の菩提寺として、帰依するところの高僧、月菴禅師を開山として禅宗寺院となる。
完備した伽藍も、応仁の乱、夜久野ヶ原の戦いで、細川勢攻め入るところとなり、焼失の憂き目を見た。
後、妙心寺派に属して現在に至る。
伽藍は江戸時代なっての再建で現在の姿となった。

春の桜、三つ葉つつじ、秋のもみじ。
初夏にはモリアオガエルの卵が数多く見られる。

正面の開山堂(仏殿)は県指定重要文化財。
中に釈迦三尊佛、月菴禅師坐像、達磨大師坐像、青面金剛像が祭られています
境内に釈迦涅槃像(石像)、水琴窟
太同寺山公園(観音山)には西国33番札所の石仏、ミニ霊場が設置されています。

大同寺不思議現象については当寺にお尋ねください。